目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第三節 南朝と北朝
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今川氏のおこり
今川範氏
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正平六年(一三五一)尊氏・義詮と直義とが戦うことになり、尊氏は戦略上南朝に降参した。そして尊氏は、今川心省・上総介範氏・伊予守貞世父子らを従え、鎌倉に向かう。翌正平七年二月、尊氏は仁木義長にかわり、今川範国入道心省の子今川上総介範氏を遠江守護とした(『今川家古文章』)。