目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第三節 南朝と北朝
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今川氏のおこり
遠江守護所
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【見付 堀越氏】今川範国入道心省は、遠江守護所を見付(磐田市)においたろう。『駿河志料』によると、心省は見付の定光寺に葬られたとあり、見付字権現には「今川様」という一基の古い墓がある。了俊も見付に鎮したという(『東国紀行』)。見付の端城(破城)すなわち見付城には、のち堀越氏が住む。天文六年(一五三七)四月、今川義元に攻められ、陥落した(『天野文書』)。