目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第五節 宗教と文化
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文化
宋学
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大覚寺統をめぐる廷臣のあいだに、玄恵(げんえ)法師を指導者として宋学(朱子学)が学ばれた。この宋学は、観念的にすぎ、現実社会の要求にこたえられない。建武新政が失敗したのは、宋学を指導理念としたことに関係があるともいわれている。
南北朝時代を生きた知識階層の人びとに『老子』と『荘子』が愛読された。儒・仏・道三教一致の思想は、禅宗とともにつたえられ、南北朝時代から流行する。