目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第五節 宗教と文化
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文化
和歌
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貞和二年(一三四六)に『風雅和歌集』、のち『新千載集』・『新拾遺集』・『新後拾遺集』が選ばれた。しかしめだった作品は少ない。
【今川了俊】歌人としては頓阿(とんな)・浄弁・慶運・兼好があり、冷泉為秀に学んだ今川了俊とその弟子正徹が名高い。康永二年(一三四三)ころ了俊は京都におり、兼好と交友をむすんだ(川添昭二『今川了俊』)。
【新葉集 李花集】南朝の君臣の和歌をあつめた『新葉和歌集』には、胸をうつ作品がみられる。編さん者の宗良親王に歌集『李花集』がある。