和歌

524 ~ 524 / 706ページ
 貞和二年(一三四六)に『風雅和歌集』、のち『新千載集』・『新拾遺集』・『新後拾遺集』が選ばれた。しかしめだった作品は少ない。
 
 【今川了俊】歌人としては頓阿(とんな)・浄弁・慶運・兼好があり、冷泉為秀に学んだ今川了俊とその弟子正徹が名高い。康永二年(一三四三)ころ了俊は京都におり、兼好と交友をむすんだ(川添昭二『今川了俊』)。
 
 【新葉集 李花集】南朝の君臣の和歌をあつめた『新葉和歌集』には、胸をうつ作品がみられる。編さん者の宗良親王に歌集『李花集』がある。