立花

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 茶会とともに時宗の僧や賤民の人たちは、仏前に供えた生花に技巧をこらし、立花を創作した。京都でも商業の本座から新座が独立するように、新しく自由をえた人たちにまず新しい立花がうけいれられた。まもなく宮廷や幕府でとりあげ、立花は発展してくる。この精神はのちの茶道にもうけつがれた。