奉公方の経済基礎

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 奉公方の滞京できる経済基礎が必要である。尊氏は山城(京都府)の西岡地方の土豪を御家人に加えた。のち山城とかその周辺の土地を、近習・奉公衆に与えるようになる。そのため山城国に半済令をだして、寺社本所領の半分を直轄軍の給与にする。幕府が山城守護を要人から任命したのはこのためである。さらに奉公衆を将軍の直轄領代官にした。