目次
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中世編
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第四章 室町時代
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第四節 社会と経済
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社会のすすみ
初倉荘の惣中
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なお榛原郡の大井川下流、駿河に接した京都府禅寺領の初倉荘では、十五世紀の後半になると、郷を単位とした惣荘にあたる惣中が南禅寺と交渉している。【寄子】そしてこの惣中は今川氏の戦国大名領になると、朝比奈氏の寄子(よりこ)となったらしい(第五章第二節参照)。