目次
/
中世編
/
第四章 室町時代
/
第四節 社会と経済
/
荘園制の解体
遠江のばあい
546 ~ 546 / 706ページ
【斯波氏】遠江国では応仁の乱(一四六七-一四七七)以前から、斯波氏が守護であったが、在国していないから守護代はじめ土豪(国人)たちの手で、荘園はきりくずされてしまったろう。国人たちは鎌倉時代の地頭とちがい、耕地の拡大と農業生産の安定に努力した。自分の領土だからである。