室町時代の徳政令

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 鎌倉時代の永仁五年(一二九七)の徳政令は、御家人(ごけにん)の保護を目的として、幕府が自主的にだした。室町時代の徳政令は民衆の要求におされて、しかたなく発令されたものである。しかも質物をほとんど無償でとられた高利貸業者にとっては大きな損害である。