目次
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中世編
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第四章 室町時代
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第五節 宗教と文化
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宗教
叢林と林下
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足利政権は、京都の貴族文化に対し、独特の文化をうちだそうとした。夢窓疎石(むそうそせき)(一二七五-一三五一)が採用され、京都と鎌倉に五山という官寺の制度がつくられた。臨済宗の大部分を五山派(ごさんは)とか叢林(そうりん)といい中央で栄え、曹洞宗はおもに地方伝播につとめたので林下(りんか)といった。