戦国大名の地域差

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 いろいろの条件から戦国大名にも地域差がある。また戦国大名の多くが守護代とか国人や在地の領主などの出身者であるといわれる。しかし島津(薩摩・大隅)・伊東(日向)・宗(対馬)・大友(豊前・豊後)・大内(筑前・長門・周防)・河野(伊予)・一条(土佐)・赤松(播磨・備前・美作)・山名(但馬・備後)・佐佐木六角(近江半国)・武田(若狭)・一色(いっしき)(丹後)・畠山(能登)・細川(摂津・阿波・和泉・丹波・淡路・讃岐)・畠山(河内)・北畠(伊勢)・今川(駿河・遠江)・姉小路(飛騨)・武田(甲斐)・千葉(下総)・宇都宮(下野)・佐竹(常陸)・伊達(陸奥)の各氏らは、守護大名としての経歴をもっている。尾張守護の斯波氏などは信長に追放されるが、守護としての実績はないので、戦国大名と認められない。