目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第二節 戦国大名の基盤
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遠江の有力な土豪
浜名氏
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【浜名城】浜名氏 浜名の庄司である。長享元年(一四八七)九月、将軍義尚の近江出陣に五番衆として浜名三郎政明が従っている(『常徳院御動座当時在陣衆着到』)。永禄七年(一五六四)十月、今川氏真は尾奈郷を浜名三郎政明に扶助した(『大沢文書』)。浜名氏の系譜は『遠江国風土記伝』にある(『浜松市史史料編四』所収)。永禄十一年の家康の進駐には抵抗し、翌年正月浜名城(佐久城ともいう)を退城した。なお浜名氏については、高橋佑吉氏編『浜名史論』に詳しい。
浜名城跡(引佐郡三ヶ月町蒔田)