目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第二節 戦国大名の基盤
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遠江の有力な土豪
大沢氏
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【堀江城】大沢氏 村櫛荘の住人の子孫、堀江城主である。天文十三年(一五四四)二月九日付今川義元の大沢治部少輔宛判物に「従大沢殿割分村櫛庄上田壱ヶ村」云々とあり(『大沢文書』)、かなりの有力者と考えられる。家康の進駐にあたって、今川氏の命令をうけ篭城するが、家康の説得をいれて開城した。大沢氏は江戸幕府の旗本で、高家衆になっている(『譜牒余録後編』)。
堀江城跡(浜松市舘山寺町)