目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第二節 戦国大名の基盤
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遠江の有力な土豪
堀江氏
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【佐田城】堀江氏 村櫛荘堀江の住人。三ケ日の金剛寺過去帳のうちに「古代は堀江・内山を佐田と号す」とあって、いまの堀江・内山一帯を佐田という。堀江氏は佐田城主であるが、その系譜は不明である。文亀元年(一五〇一)極月日付金剛寺宛の堀江三郎左衛門尉の寄進状が大福寺にある(高橋佑吉編『浜名史論』)。遠江守護斯波義寛が遠江全土の鎮圧作戦をしたときである(『小笠原文書』)。大沢氏も『大沢家略譜』によると一時堀江氏を称したという。堀江氏・大沢氏は村櫛から堀江にわたり、今川氏と争った。