今川氏の全盛時代

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 【今川氏輝 今川義元 今川氏真】大永(たいえい)六年(一五二六)六月氏親は死亡。五十四歳。中風である(『宗長手記』)。子氏輝がつぐ。天文(てんぶん)五年(一五三六)四月、二十四歳で死亡。善徳寺承芳は庶兄良真を殺し、家をついだ。これが義元であり、のち永禄三年(一五六〇)五月、敗死するまで三十五年間は今川氏の全盛時代であった。義元の子氏真は亡父の弔合戦もできず、むなしく歳月を送る。