平山城と城下町

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 【支城】守護大名は農村に住む武士を城下に集めた。戦国大名になると、城郭は山腹とか丘陵の上におりてきて平山城になる。城の背後に海・湖・山をひかえ、大手(おおて)の前に町屋(まちや)を開くのがふつうである。このころの城下町で、町の中央に城のあるのはまれである。大名はこの本城を中心に、国内の要地には支城をつくり、交通連絡線をしき、国内を統治し、経済を運用した。
 
 【新宿】多くの家臣は、本城と支城の城下町に集められ、商人・職人たちも移住した。交通線にそって宿駅ができる。これが新宿(しんしゅく)である。