町人の意味

631 ~ 631 / 706ページ
 この政策で自由都市ができたようだが、織豊政権になると、その権利はとりあげられる。家康は浜松に入り、時をみて町奉行をおいたろう。
 町人というのは、武士・僧侶よりほかの都市の住民のことである。近世では農民は都市に住めないので、町人とは商工民のことである。
 戦国大名は、商人とくに他国商人が国内の市場に出入するのを歓迎した。農民の移動を禁止することは年とともにきびしくなるが、商人には制限をくわえない。