目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第六節 民政
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交通・通信
戦時の禁輸物資
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戦いになれば国外に物資をださないため、輸出を統制し、禁止する。米と食塩がおもな禁輸物資であった。なお敵の食料を奪いとることは、古代でも行なわれたであろう。【密輸入】これに対し密輸入もあった。武田氏の将穴山信君は駿河府中(静岡市)の松木らの富商に、川をはさみ、徳川方の商人と取りひきさせ、鉄砲や鉄などを密輸入している(『判物証文写』)。