目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第七節 宗教と文化
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文化
地方農村のばあい
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【講の集会】地方でも農村の有力な名主たちが、その住居とか寺院で年に一回の会合をもち、天神御影(てんじんみえい)の前で連歌や酒宴をひらき、むすびつきをかたくした。蓮如(一四一五-一四九九)は講の集会で、連歌だけをして念仏を口にしない、と歎いたほどである。土豪の一族・郎党や郷民も集まり、風呂に入り、茶湯をし、酒宴もした。