目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第七節 宗教と文化
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文化
文学
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文学は、三条西実隆と宗祇のように貴族と地下隠遁者との協力が栄えた。
【了俊】『方丈記』や『徒然草』のような随筆はでなかった。しかし世阿弥(ぜあみ)・禅竹の能楽論、今川了俊に冷泉派の歌学を伝えて評論や随筆があり、その弟子正徹に『なぐさみ草』、またその弟子の心敬に『さゝめごと』・『ひとりごと』・『老のくりごと』などすぐれた述作がある。