軍記と英雄 伝記物語

654 ~ 655 / 706ページ
 世相を反映して『明徳記』・『嘉吉記』・『応仁記』・『結城戦場物語』などが書かれた。それから派生した『曾我物語』・『義経記』などの英雄伝記物語は多くの読者をえた。この両者は、幸若(こうわか)舞曲・御伽(おとぎ)草子の曾我物・判官物から、江戸時代には浄瑠璃・歌舞伎・小説などに展開していく。