目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第七節 宗教と文化
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生活
花道
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【池坊】花のたてかたの技巧を観賞するようになったのは、南北朝からである。天皇や将軍の側近にも専門家が仕えていた。茶道の発達につれて、立花より簡素な生花がおこってくる。相阿弥(そうあみ)などをへて、池坊専慶(いけのぼうせんけい)がはじめ、池坊専応は天文(一五三二‐一五五四)のころ池坊流を大成し、花道が成立した。