【今川氏】戦国大名今川氏の民政は、うしろむきではなかった。小農民の自立を助ける政策をとっている。しかし今川家には、貴族の血液と体臭が強すぎたと思う。今川氏が滅びさったのは、義元の油断と子氏真の水準以下の人物であったことが大きく作用している。
【松平氏】戦国大名としての松平氏は、農業政策と商工業政策とを巧みに使いわけしている。早くから三河木綿を京都方面に移出しての利潤をえており、茶屋四郎次郎・末吉利方・平野孫八郎清延なども交易のため三遠の港に往来している。【徳川家康】この家康が浜松城に移ってから本市の城下町としての生活がはじまる。