年 代 江戸時代 寛永十六年(1639)
形 状 花崗岩 高さ一二三cm ヨコ五三cm タテ四三cm
銘 文 寛永十六己卯四月十七日
概 要 JR山陽本線西条駅から鉄道沿いに東方向に行くと賀茂鶴酒造の酒蔵がある。このあたりは江戸初期には寺町と称した。そこにある寺町墓地の片隅に風化した石室がある。
石室は内部に石仏や石塔をまつるために、石材で構築した小建築である。
本石室は正面に夫婦の名前を明記したもので花も入れてあり、明らかに墓である。
最近板状に加工した石で修理し屋根と台座が原型を留める。
墓石の古い形式と考えられる。
[寺町墓地夫婦古墓]