年 代 昭和六十年(1985)
形 状 花崗岩 高さ二六七cm ヨコ二一〇cm タテ一二五cm
銘 文 ここらべは 汝がふるさと 水いぶき み草もえる日 めぐりなば
友がきつどい とく帰り その上在りし おやのまま
睦みすみつき 人の世に 和して栄よ 水神の子ら 鰻吉
概 要 福富魚塚は「魚塚」本体と「魚塚縁起」の2基の石碑で構成されている。
このいずれもを、昭和六〇年に土地の提供を受けて地元出身の桜河内士朗氏(鰻吉と号す)が奉納したものである。
「魚塚縁起」の要旨は次の通りである。少年の日沼田川は魚介類の宝庫であった。今では川が病み、その哀れさに胸が痛む。生きる物は譲り合い共存して栄えるべきと考え魚塚にその願いを託した。
「魚塚」には「魚塚縁起」を詩に詠み刻んである。
現在は町民の努力によりその願いがかなえられ、魚の住む川になっている。
(用語解説 塚 参照のこと)
[福富魚塚]