教正寺織部形石灯籠 きょうしょうじおりべがたいしどうろう

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所在地 東広島市西条町助実
年 代 不明
形 状 高さ一一五cm ヨコ四九cm タテ四九cm
銘 文 無銘
概 要 本堂の西側に坪庭があり、植え込みの中にある。
 この灯籠の特徴は、竿部上部が横に丸いふくらみを持ち、下部に人物像が刻まれている。基台がなく、埋め込み式になっている。
 古田織部(1543~1615)が考案した庭灯籠。キリシタン灯籠ともいう。織部は安土桃山時代の武人であり茶人で千利休の高弟で茶道織部流の祖。
 この織部灯籠の形状については板状の五輪塔五輪塔板と称するものが底流にあるのではないかとの説がある。

[教正寺織部形石灯籠]