年 代 平成二十五年(2013)
形 状 花崗岩 高さ一九〇cm ヨコ一〇三cm タテ二五cm
銘 文 あきの国 あしの山を 雨の降るに越ゆるとて
ひとたびも まだ見ぬ道にまどわぬは 雨のあしこそ 指南(しるべ)なりけれ
壬生忠見 芸藩通志より
地主 楽市 守 発起人 梅谷秀夫 施工 有石福一 板谷 巌
平成二十五年八月吉日
概 要 平安中期の歌人で三十六歌仙の一人壬生忠見の歌碑である。
題名「つくしにくだるに、あきの国、あしの山を、雨の降るに越ゆるとて」の和歌である。
これは下級官僚の忠見が官命により筑紫へ行く途中の歌である。
「芸藩通志」ではこの「あしの山」を「安志乃山」として古跡名勝に挙げて、この道を古の官道としているが、最近の古代交通研究からは疑義のあるところである。
三十六歌仙の歌碑は東広島市で唯一のもので貴重である。
全 景
[壬生忠見歌碑]