解題・説明
|
この資料は平成9年3月24日に鈴木泰平より寄贈されたもの。 原稿「「日本」新聞廃滅理由」は、文中に「「日本」前社長陸氏の病むや云々」とあるように、陸羯南の自筆とは考えられないが、羯南の娘婿鈴木虎雄の元に残されたものである。この原稿は、羯南を引き継いだ現社長によって『日本』は死んだ、と宣言する「『日本及日本人』と改題する所以」(『日本人』第449号、明治39年12月20日)の文章にそのまま使用されている。その「『日本及日本人』と改題する所以」には、明治39年12月4日の日付で『日本』と訣別した社員21名の名前が記されている。(舘田勝弘)
|