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目録ID mp000030-200010
文書名 津軽領分大道小道磯辺路并船路之帳
文書名(カナ) ツガル リョウブン オオミチ コミチ イソベミチ ナラビニ フナジ ノ チョウ
文書名(ローマ字) Tsugaru ryobun omichi komichi isobemichi narabini hunaji no cho
別名 慶安2年2月
別名(カナ) ケイアン ニネン ニガツ
別名(ローマ字) Keian ninen nigatsu
文書名(欧文)
文書名に関する注記
差出・作成者
差出・作成者(カナ)
差出・作成者(ローマ字)
宛所
宛所(カナ)
宛所(ローマ字)
書写者
書写者(カナ)
書写者(ローマ字)
作成年 慶安2年(1649)
作成年終
数量 1冊(67丁)
形状
寸法
寸法(縦) 33cm
寸法(横) 24cm
材質
形態に関する注記
保存状況
縮尺
その他の注記
言語 日本語
ISBN
ISSN
主題
主題(カナ)
主題(ローマ字)
関連する地域・場所
関連する地域・場所(カナ)
関連する地域・場所(ローマ字)
関連する人物・団体
関連する人物・団体(カナ)
関連する人物・団体(ローマ字)
内容年 1649
内容年終
内容 慶安弐年二月出来仕吉太夫江戸へ持参御帳
内容(カナ) ケイアン ニネン ニガツ シュッタイ ツカマツリ ヨシダユウ エド エ ジサン オンチョウ
内容(ローマ字) Keian ninen nigatsu syuttai tsukamatsuri yoshidayu Edo e jisan oncho
解題・説明 江戸幕府は慶長・正保・元禄・天保の4度にわたり、全国規模で国ごとの地図である「国絵図(くにえず)」と国単位に各村の村高を書き上げた帳簿である「郷帳(ごうちょう)」の作成を命じた。このうち、寛永21年(正保元年、1644)9月、国絵図、郷帳と、城郭と城下町の地図である城絵図の徴収を命じ、同年12月には国絵図の作成に当たる「絵図元」と呼ばれる大名が割り当てられた。津軽家は「絵図元」として陸奥国のうち自らが治める津軽領の絵図作成を命じられた。現在青森県立郷土館の所蔵に帰している「陸奥国津軽郡之絵図」は、絵図の端裏にある記載から正保2年12月28日に津軽家が幕府に提出した正保国絵図の藩側の控を貞享2年(1685)に写したものである。
 一方、この正保国絵図作成事業では、国絵図に記された陸上・海上の交通に関する記載事項についてより詳細な内容をまとめた「道帳(みちのちょう)」が作成され、献上されている。陸上交通については道路の距離・難所・渡河点、海上交通では航路の距離、目的地の湊、湊の舟懸りの良し悪しなどが記載されている。幕府は「道帳」の提出により、軍事的・経済的に重要な陸上・海上の交通を把握した。
 「津軽領分大道小道磯辺路并船路之帳」は慶安2年(1649)2月に津軽領内において作成され、江戸に送られた「道帳」の控えとみられる。国絵図に記載された当時の津軽領内の道路・海路を網羅している。領内の道路は、秋田領境から西浜沿いに深浦・鯵ヶ沢を経由して弘前城下に至り、さらに藤崎・浪岡・油川・青森・浅虫・小湊・狩場沢を経て南部領境に至る道と、弘前から大鰐・碇ヶ関を通り秋田領境に至る道、このいわば幹線道路にあたる2本の大道筋と、そこから分岐する主要道である小道・脇道・磯辺路に分けられ、各道の道筋・里数、川・坂、さらに軍事的な拠点にもなり得る古城の有無やその規模などを記載している。また沿岸の湊、海路の里程、湊や航路の風の具合などが記載されている。
 本史料と関連する史料としては、慶安元年11月に成立した「津軽領分大道小道磯辺路并船路之帳」(函館市中央図書館蔵)があり、「道帳」として作成されたものの、本史料によってその記載内容が訂正されたと考えられている。また承応2年(1653)に成立した「津軽領道程帳」(弘前市立弘前図書館蔵)は本史料よりも記載が整理された内容を持つ。(千葉一大)
【参考文献】
福井敏隆「<史料紹介>慶安二年二月成立の「津軽領分大道小道磯辺路幷船路之帳」(弘前市八木橋文庫蔵)」(『弘前大学國史研究』75、1983年)
福井敏隆「<史料紹介>慶安元年(一六四八)十一月成立の「津軽領分大道小道磯辺路幷船路之帳」(函館市中央図書館蔵)」(『弘前大学國史研究』 121、2006年)
解題・説明(英語)
来歴
来歴(英語)
所蔵機関 弘前図書館
原資料の所在地 弘前図書館
資料番号 通史2-083
管理記号 YK291-34
カテゴリ区分 文書・記録
資料種別 古文書
資料分類(大分類) 八木橋文庫
資料分類(中分類)
資料分類(小分類)
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自治体史掲載 大道小道帳の表紙と内容の一部(『新編弘前市史』通史編2(近世1) 第2章第四節)
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