高度経済成長の終焉 昭和四十六年（一九七一）に、アメリカのニクソン大統領は、金とドルの交換停止を主な,これがニクソン・ショックである。 　,次いで、昭和四十八年（一九七三）に第一次石油ショックが発生した。,この影響は、ニクソン・ショックと重なり、日本経済に深刻な影響を与え、高度経済成長は行き詰まった。,これが第二次石油ショックである。こうした石油価格の上昇は、日本企業に種々の対策を余儀なくさせた。

まず、ニクソン・ショックが起きた直後の青森県経済は、急激な変動は現れなかった。 　,（『商工ひろさき』一七三） 　このような提言は、ニクソン・ショックに対する商工団体の危機感の表れである,しかし、ニクソン・ショック直後には経済状態が急激に変化することはなかった。,この時期には田中角栄首相の日本列島改造論が政策を主導し、ニクソン・ショックを跳ね返す勢いがあった。,第二には石油ショックを克服するために、省エネ、省資源に努力してきたのが好結果を得たということで、青森県

農村社会の変貌と減反政策 高度経済成長は、昭和四十六年（一九七一）のニクソン・ショックで減速し、同四十八年