昭和初期の弘前女学校 昭和三年十二月、校長ミス・ラッセルは日本における伝道と教育の任務を終え、母国アメリカ,弘前女学校のその後の発展は、このラッセル校長時代に負うところが大きい。,代わって校長になったのは、大正七年からラッセル校長を助けていたミス・カーティスであった。,この年の十月、ミス・ラッセル時代から念願としていた新校舎が落成した。

弘前女学校 私立弘前女学校は、大正四年(一九一五)九月、設立者兼校長であったミス・アレキサンダーに代,わって、ミス・ラッセルを校長に迎えることになった。,ラッセルは青山女学院院長の現職から赴任したのであるが、その後の十数年間の在任期間にこの学校の基礎が築かれたといってよい,ラッセルが着任したころの弘前女学校は、生徒数わずかに六三人にすぎなかったが、十五年にはついに二〇〇人を