百沢寺は、天明元年(一七八一)七月一日から九月二日まで、岩木山三所大権現の開帳を江戸回向院で行った(「,七月朔日より、回向院にて、奥州外浜百沢寺三社本地弥陀如来、薬師如来開帳、 　これをみると、仏舎利のほかに,支払いを残したままでは回向院を引き払うことができず、百沢寺は藩邸へ三〇〇両の借財を申し入れたが、一度は,浅草奥山に次いで両国橋を挟む回向院の周辺と橋の西詰広小路は、見物小屋の立ち並ぶ場所であった。,図29.本所の回向院 図30.回向院で行われた開帳の様子 　長野の善光寺は、元禄十五年

出開帳の宿寺としては、本所の回向院(えこういん)(浄土宗、東京都墨田区東両国)が最適の場所として繁昌した