藩営紙漉座と蘭医星弘道 安政四年(一八五七)十月、水戸領馬頭(ばとう)(現栃木県那須郡)出生の蘭医星弘道,翌五年(一八五八)春、星弘道の指導で人参を栽培するとともに楮仕立てをも試みたところ、楮の生育が極めて良好,十月、星弘道は薄市で逮捕されて弘前に護送、馬喰町の揚屋(あがりや)に収容され吉五郎も召し捕らえられた。,星弘道は、明治二年(一八六九)二月四日、非常の大赦によって釈放され、十一日、楮町の古川吉五郎宅で六十五歳,図135.星弘道の墓 　一方、今井屋俊蔵は佐々木新蔵と改名、明治十年(一八七七)に病死するまで、 / 藩営紙漉座と蘭医星弘道