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弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍
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通史編4(近・現代1)
(曲物(まげもの)の商況)
曲物
(まげもの)の商況 杉などの薄い木材を加工して作る円形の容器である
曲物
の取引については、次のように,(八月十二日報)同人
曲物
ハ本市産ニシテ、明治二十年頃ヨリ販路拡張ヲ計リシカ、年増盛大トナレリ、然,取引ヲナサントノ目的ナレハナリ、而シテ其需用元料木材ノ産地ハ、秋田及ヒ中津軽郡ナリ (同前)
曲物
/
曲物
(まげもの)の商況
資料編1(考古編)
((11)その他の生活用具)
厨房の道具としては、煮炊具としての鉄鍋、火おこしの道具である火打金、木製の
曲物
、折敷、釣手具、箸がある,図104 平安時代の
曲物
底・折敷・釣手具 古館の鉄鍋は11世紀代のものである。,木製の
曲物
や折敷などは平安時代中期以後に発達するが、製作技法的にはこの時期に既に完成されていたものと思
通史編1(古代・中世)
(住の道具)
井戸の作事をみると、中崎館のように
曲物
を井筒として使用したり(写真174)、浪岡城では隅柱にほぞ穴を穿,写真174 中崎館遺跡出土の井筒 井戸から汲み上げた水を貯蔵するものとして、陶器の甕や
曲物
が使,中崎館からは瓢箪(ひょうたん)を加工した杓子(しゃくし)も出土しており、
曲物
杓子だけでなく水を飲んだり
通史編4(近・現代1)
(日清戦争後の会社、銀行と工業生産)
弘前金融合資会社 同 百石町 貸金業 10,000 6 同 弘盛合資会社 同 代官町
曲物
其他販売,また、弘盛合資会社は、
曲物
その他を販売したが、特にあけび蔓細工製品を扱い、日本全国にその名声が及んだ。
資料編1(考古編)
(第4節 中世・近世の生活用具)
遺跡からは以下のような出土品が発見されている 食膳具 折敷(おしき),膳,漆塗り椀・皿・盤,
曲物
,貯蔵具 越前甕・壺,珠洲甕・壺,渥美甕,常滑甕・壺,瀬戸美濃壺,中国製褐釉(かつゆう)壺(以上陶磁器)/
曲物
資料編1(考古編)
(1.境関館遺跡)
SE03(図105)からは
曲物
、木製紡錘車、くさび状鉄製品、粉挽臼、茶臼、黒漆塗り椀と銭貨362枚が麻状,SE46(図105)からは、木製柄付き鎌、
曲物
底板、角折敷、木製針、クルミ、桃の種が出土している。,SE51からは板碑(図105)、鎌、
曲物
蓋が出土している。,表1 境関館遺跡出土遺物一覧 食膳具 折敷・椀・
曲物
・箸・青磁(碗・皿・鉢)・白磁(碗・皿・鉢)・染付皿,なお、
曲物
の蓋(図119-6)と推定されるつまみを有する例もある。
通史編1(古代・中世)
(城館調査の今後)
写真181 石川城跡内館の堀跡 とくに、堀跡から出土した下駄・箸・
曲物
・箆(へら)・取手などの
資料編1(考古編)
(3.野脇遺跡)
図134 野脇遺跡出土陶磁器実測図(6) 木製品としては、SE03出土の
曲物
(図138-1)、,SE06出土の
曲物
底(図138-6)、SE05出土の
曲物
底(図138-2・4)、SD08出土の
曲物
底(
通史編4(近・現代1)
(日露戦後の商業)
株式会社弘前倉庫(倉庫業)、弘前商業株式会社(海産物仲買)、株式会社北辰社(新聞発行及印刷業)、地方物産合資会社(
曲物
資料編1(考古編)
(2.堀越城跡)
曲物
は、側板部分(図122-7)と底板部分(図122-10、図123-14・15、図124-1)が分離
資料編1(考古編)
(4.中崎館遺跡)
いずれも
曲物
の井筒(カラー図5)であり、木枠は用いられていない。
通史編4(近・現代1)
(津軽産業会の活動)
終始を完ふするものと言ふべからず本会窃かに此点に考按を廻らすこと切なり幸に弘前市代官町弘盛合資会社は
曲物
資料編1(考古編)
(資料編1「考古編」掲載図・表・写真一覧)
102 津軽地方の古代の鉄製工具(ヤリガンナ・ノミ) 図103 平安時代の下駄 図104 平安時代の
曲物
底
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