このため非政友派は吉岡候補を東海健蔵に替え、土田議員を脅して市会出席不能とし、土岐議員を暴力団をして大鰐,工藤重任副議長も、また、境、柏両名を立会人に指名し、議場混乱裡に投票、開票の結果、一五票三上直吉、次点一四票東海健蔵,なりとの理由のもと、みずから議長として再び市長選挙に移り、山内書記が投票用紙を配付、投票があり、一四票で東海健蔵当選,閉会後十一時三十五分、谷口助役は東海健蔵に当選告知書を正式に通牒、非政友派が引き揚げるや政友派議員が市役所,非政友派が東海健蔵を候補者に立て、政友派が三上直吉を候補者とした点は前回と変わらなかったが、政友派は土田議員

調査ノ結果ハ拾八番(東海健蔵議員)ヨリ報告ノ如キ次第ニテ理事者モ申訳ノ出来サル処ト深ク恐縮ノ外ナシ　然

溝江武秀　境喜一　柏幸次郎 　　中立派　　平川力　神山隆文　川村東一郎　井上皓　明石桐一　武田慶造　東海健蔵

そしていよいよ軍都として出発することになった三十年、東海健蔵・木村象一郎らによって弘前新聞社(～昭和十六年十二月二十五日