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弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍
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通史編2(近世1)
(その後の漆栽培奨励策)
その後の
漆栽培
奨励策 その後の流れを示すと、廃藩置県に至るまで、
漆栽培
奨励策そのものは続けられ、特に,並んで栽培を奨励すべき樹木の一つに指定されているが、一方で漆役の栽培ぶりの不徹底さも指摘されており、
漆栽培
/ その後の
漆栽培
奨励策
通史編2(近世1)
(漆栽培奨励策の行き詰まり)
漆栽培
奨励策の行き詰まり しかしながら現実の流れをみると、この奨励策は必ずしも藩当局の思惑どおり進まなかったようである,でもわからなくなった例、また漆山といっても名目だけで漆が一本もない例など、さまざまな実情を紹介し、下々では
漆栽培
,このような
漆栽培
の低迷ぶりからは、豪農層にとっては漆は商品作物として利益をもたらすものではなく、負担でしかなかったことがうかがわれる /
漆栽培
奨励策の行き詰まり
通史編2(近世1)
(漆の栽培奨励)
上方の技術を導入した
漆栽培
は寛永年間ころに始まるとされ、元禄期には現在の津軽塗の原型になった唐塗(からぬり,このような状況に対し、藩は文化年間初頭から本格的な
漆栽培
の強化を目指した。,飢饉にも強い商品作物として荒地・空畑など遊休地での
漆栽培
面積の増加を目指し、生産体制・集荷体制の強化を,藩は享和元年(一八〇一)、一般の農民に向けて
漆栽培
のための農書「漆木家伝書」を成田五右衛門に命じて作成,同書では効率的な栽培の仕方や、掻方(かきかた)や手入れの方法、さらに
漆栽培
から生じる利潤等について述べ
通史編2(近世1)
(林政の展開と漆木の栽培)
このように
漆栽培
に対して積極的な関与を示す一方、藩では技術者を上方から招いて漆掻きの技術を取り入れることも,一方、元禄期以降の
漆栽培
についてみると、享保七年(一七二二)の漆の実生産量は三二四石一斗一升、生漆生産量,の生産拡大を目指して、一〇〇〇本以上の栽培者への手当て支給や漆畑の年貢免除、栽培者への褒美などを含む
漆栽培
,さらに、藩では宝暦年間から明和年間にかけて生産増強策・奨励策をとったが、天明の大飢饉が
漆栽培
の衰退に拍車,その影響が薄らいだ時期に、再び
漆栽培
が殖産興業策の一環として採用されるようになる(福井前掲「『漆木家伝書
資料編3(近世編2)
(【解説】)
また貞享期の村方における
漆栽培
については、同書第五章「藩政時代の町と村」第二節「村方の様子」を参考にしていただきたい
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