【弘前市立弘前図書館】詳細検索

通史編5(近・現代2) （軍隊と皇室(皇族)）

軍隊と皇室(皇族) 旧軍は「天皇の軍隊」だった。,天皇は大元帥として軍隊を統帥する存在だったが、男性皇族は陸海軍いずれかの軍人将校として勤務することになっていた,むろん彼ら皇族将校は、普通の将校とは違い階級も早く上がるし、階級社会に厳しい軍隊生活のなかにあっても、,しかし皇族総長は責任追及の難を避けるため、実際には実務を担当せず、次長以下が責任をもつ慣例になっていた,男性皇族が軍人将校にならねばならなかったことは、天皇の直弟たちも避けられなかった。 / 軍隊と皇室(皇族)

通史編5(近・現代2) （秩父宮夫妻と弘前市民）

こうした皇族の行幸啓は皇室の温情を地域の人々に施すために必要なものだった。,皇族の温情に触れた人々は一様に感謝感動しているが、御用達という言葉にもあるように、皇族のお墨付きをもらうことが,軍人たる男性皇族の活動だけでなく、女性皇族の慈善活動も重要な任務だった。,女性皇族の行啓も、男性皇族が軍人として演習に出席し、師団や連隊に赴任し、軍隊秩序を維持することと対をなす,皇族女性の言動はそのための必要な措置だったのである。　

通史編5(近・現代2) （秩父宮の歩兵第三一連隊赴任）

しかし皇族を迎える市当局の対応には相当の準備と労苦があった。,現在でも皇族を迎える地方の警備や事前準備、行幸啓期間の異常なまでの過剰警備はお馴染みであろう。,戦前戦時中の皇族の行幸啓に際しても、非常に念入りな事前準備と厳戒態勢がしかれた。,皇族たちの宿泊に対しては市内の宿泊施設を綿密に調べている。,皇族を奉迎する市民には、非常に細かい指示も出している。

通史編4(近・現代1) （供奉員の陣容）

第一に、皇族としては北白川宮能久親王、左大臣有栖川熾仁親王の両殿下をはじめとして、参議大隈重信、同大木喬任

通史編4(近・現代1) （貴族院議員選挙の概況）

その構成は、皇族・華族・多額納税者の互選者・勅選議員からなり、多額納税議員は任期七年だが、他は終身だった

通史編2(近世1) （近世大名と大名課役）

江戸市中の火消役、他領検地、普請役、全国各地の関所番、幕府からの預人(あずかりにん)の管理、預地の管理、皇族

通史編5(近・現代2) （満州事変から太平洋戦争へ）

また、勤労愛好の精神養成の必要が叫ばれ、式典などに分列行進が行われるようになると、天皇、皇族による御親閲

通史編4(近・現代1) （大正天皇の来迎と弘前市民）

天皇をはじめ、皇族の地域への行幸啓は、政治的・思想的な影響だけでなく、社会基盤の整備もなされ、その地域

通史編2(近世1) （正徳から天明にかけての大名課役）

正徳から天明にかけての大名課役この時期の津軽家の大名課役は、皇族や公家衆の饗応役、普請役、江戸における