郁田流箏曲(いくたりゅうそうきょく) 郁田流箏曲の存在が一般に知られるようになったのは昭和五十年代からのことである,小説の主人公の弟は弘前の第八師団、第三一連隊に配属されて、下宿先の士族の家の娘に箏曲を習ったという設定,津軽で学んだ箏曲は中央で行われていた曲調とは大いに違っていたとの認識である。,ではなく、「郁田」の文字によって独自性を鮮明にする目的をもって表記を定めた（岸辺成雄・笹森建英『津軽箏曲郁田流,図16　津軽箏曲総合系譜 　明治期には青森市だけでも、五〇人近い奏者かおり、市の演奏会で演奏していた / 郁田流箏曲(いくたりゅうそうきょく)

一　古典邦楽 箏曲（そうきょく）（注）、尺八、平家琵琶（びわ）、雅楽は廃藩後も伝承を保ったが、能楽に