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弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍
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通史編2(近世1)
(幕末期の藩財政)
それによると、当時の同藩の平均的な収支は
米方
の収入が一三万七五九二石、そのうち年貢米が大半を占め、一三万五,
米方
の支出は一八万六三五三石、差し引き四万八七六一石の赤字を計上している。,
米方
の支出のうち、家中への知行切米・扶持の合計は五万三〇三四石(歩引渡をしている)、江戸廻米は五万石、,なお、
米方
の収入に家中からの買い上げがないのと対応して、安永、文化期に大きな比重を占めていた買上げ米の
通史編2(近世1)
(宝暦~天明期の弘前藩の財政状況)
翌七年九月にかけての(同藩では年貢が収納される十月から翌年の九月までを一会計年度としていた)藩の財政赤字は、
米方
,
米方
の収入は一五万九〇八一石余である(表34参照)。,実に
米方
の収入の三分の二が廻米に充てられているのである。,表34 安永6年収入の部(
米方
) 費 目 米高 (石) 比率 (%) 収納並小役米 110,816,表36 安永7年支出の部(
米方
) 費 目 石高(石) 比率(%) 上方への移出米 65,000 30.92
通史編2(近世1)
((三)民衆負担の増大と一揆)
(三)民衆負担の増大と一揆 津軽弘前藩の財政構造は、
米方
の収入源は年貢米徴収を基盤とし、金方の収入はその
通史編2(近世1)
(文化~文政期の藩財政)
当時の弘前藩の会計は「金方」と「
米方
」に分かれていたが、金方における蝦夷地警備費(「松前方入用」)は、,当子年納御米賦」および「当子年御金賦」(いずれも国史津)によると、文化十三年(一八一六)の藩の収支は、
米方
,表61 子年(文化13年)納
米方
収入 費 目 米 高 比率 ① 当子年収蔵米 144,400石 73.82%,一方、支出は
米方
で二五万四〇九五石余、金方で五万三九九九両余であり、
米方
では五万八四八七石余、金方では,
米方
の支出は国元・江戸・上方でそれぞれ計上されているが(表62)、そのうち一二万六五八石、すなわち全体
通史編2(近世1)
(改革推進体制の構築)
普請方・山方・植木方・十歩一流木払方の役所を山方に統合したり、地方(じかた)・知行方(ちぎょうがた)・借
米方
,
米方
役所・飼料役所の引き取り、貸方役所・山方役所・作事方役所は御調方役所扱い、内分金蔵(ないぶんきんぞう,さんおうまや)の仕入れは商人に一任、米蔵勘定をはじめ金銀米銭の諸扱いは御調方役所を通して実施、蔵方と切
米方
通史編2(近世1)
(江戸市場への傾斜)
江戸での
米方
支出は、安永六年の二万四五〇〇石に比較して四倍近い増加になっているが、逆に上方での支出は半減
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