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弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍
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通史編1(自然・原始)
(第二期)
凝灰角礫岩など火砕岩を主体とする古岩木火山は、図10の
赤倉沢
における地質断面に示したように、標高約一二,古岩木火山体を構成する毒蛇沢層は火砕岩を主体とするが、
赤倉沢
の崩落地にみられる呼称「六枚ラバ(13)」,図13 主要放射谷での地質断面図 K-Ar法による年代測定では、
赤倉沢
の標高一二〇〇メートルの,一色・大沢(一九六七)はこの活動を
赤倉沢
泥流として、佐々木ほか(一九九六)は十腰内岩屑なだれとして取り,厚さは
赤倉沢
の標高五〇〇メートル付近で約一〇メートル(口絵)、鯵ヶ沢町湯舟近くの三角点で約一五メートル
通史編1(自然・原始)
(火山の発達史)
K-Ar法による年代測定値(蒜山地質年代学研究所による) 採集地点 試料 年代測定地(Ma:百万年前)
赤倉沢
谷底,岩鬼山(標高1,300m) 安山岩 0.21±0.03Ma 0.21±0.04Ma
赤倉沢
谷壁
通史編1(自然・原始)
(第三期)
赤倉沢
の「六枚ラバ」がみられる崩落地のやや上流側でカルデラ壁が確認でき、カルデラ内の火砕岩が山体側へ二,のある崩落地の谷底に露出する溶岩は、〇・一九±〇・一〇百万年前の年代値であって、ほぼこの時期に
赤倉沢
,写真23
赤倉沢
の標高1300m付近のカルデラ内を埋積する火砕岩(N40°W,20°,;S) 写真24 岩鬼山を構成する安山岩質溶岩 (
赤倉沢
の標高約1300m付近) ,山麓ではラピリ質であるが、
赤倉沢
流域(標高五〇〇メートル付近)では径二~五センチメートル大の角礫が多くなる
通史編1(自然・原始)
(水系と等高線の配置)
東麓の
赤倉沢
から南麓を流れる毒蛇沢までの放射谷は岩木川に合流し、南麓の平沢川から湯ノ沢までは大秋(たいあき,特に
赤倉沢
谷頭の、標高一一〇〇~一四〇〇メートル付近に展開する「赤倉爆裂火口跡(3)」は、その後の開析,図8 岩木火山の主要放射谷の河床断面(太線)と尾根の断面(細線)との比較 写真9
赤倉沢
最上流
通史編1(自然・原始)
([口絵])
つ。十面沢南方の採石場跡にみられる岩屑なだれ堆積物が,十面沢小丘群の構成物を覆っている。
赤倉沢
,の高度1200mにみられる崩落地。古岩木火山体を形成する溶岩と火砕岩からなる。
赤倉沢
の高度
通史編1(自然・原始)
(従来の見解)
ここでは岩木火山起源の噴出物をまとめた層序(表1)と、
赤倉沢
の地質断面(図10)および蔵助沢の地質断面,図10
赤倉沢
における地質断面図 図11 蔵助沢における地質断面図(百沢土石流災害調査団,1979
資料編1(考古編)
(44.十面沢円頂丘群Ⅴ)(とつらざわえんちょうきゅうぐん))
赤倉沢
から流出した泥流堆積物による流れ山の見方もあるが(一色・大沢,1967)、岩木火山本体を構成する
通史編1(自然・原始)
(三 地形分類)
また、放射谷の谷頭が一〇〇〇~一二〇〇メートル付近に集中しているのは、
赤倉沢
で確認したように、この付近
通史編1(自然・原始)
(北麓~東麓)
北麓~東麓 大鳴沢および
赤倉沢
流域には、標高五〇〇~六〇〇メートル付近を扇頂部とする火山麓扇状地が展開
通史編1(自然・原始)
(扇状地周縁の地形)
写真14 十面沢小丘群のある北東方の丘陵(
赤倉沢
から望む) 写真15 岩屑なだれ堆積物 右
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