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弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍
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通史編2(近世1)
(宝暦五年の米切手と標符(通帳))
改革期の宝暦五年の発行であったこと(ただし標符の発行は宝暦六年からであり時期的にも一致しない)、調方や
運送役
,⑤裏面が宝暦八年のものの発給者には人名が記されているが、同七年のものはすべて御
運送役
である。,米切手の裏面に御
運送役
とあるのは、同六年六月十五日に御用達町人が御
運送役
と改められていたからである(資料近世,裏面が宝暦八年のものに人名が記されているのは、この段階で御
運送役
が廃止されていたからであるが、この三人,者たちであり(「毛内有右衛門筆記」宝暦四年十二月条 弘前市立図書館蔵)、実質的にはこれまでと同様に、
運送役
通史編2(近世1)
(「標符(通帳)」発行の前提と経過)
宝暦六年(一七五六)六月十五日、御用達(ごようたし)商人を
運送役
と名目を改めて藩庫に納められた米穀などの,
運送役
の総括(司取(つかさどり))は足羽(あすわ)次郎三郎の息子の長十郎が当たった(『平山日記』)。,同十八日には代官と大庄屋をも元司の直支配とし、領内の御米蔵を残らず
運送役
と大庄屋の管理とした(資料近世,つまり、米穀をはじめとする領内の物資の配布・移動は
運送役
によってなされることとなったのである。 ,乳井のもとで、実際にこれら政策を運営する
運送役
の権力も、これに伴い増長していった。
通史編2(近世1)
(「標符(通帳)」の形態と呼称)
一枚目には
運送役
と員数方の印が押され、この通帳の固有番号と考えられる「数百十六番」と、同じくこの通帳によって,① 高何百石 何之誰 俵ニ〆何百俵 代銀何貫何百匁 御
運送役
判 , 何組何村某 代銭之書様御家中之通、表書ニ標符と有、 何組何十何番村 御
運送役
判,四通(四行)ずつ墨で罫線を引き、表に標符と書き、中に、「米何石何斗何升何合、此代銀何百何拾何匁何分、御
運送役
判
通史編2(近世1)
(改革の終焉と成果)
七月一日をもって停止されたが、これに先立つ同年六月二十三日、標符発行をはじめとする経済政策の推進者であった
運送役
司取足羽次郎三郎
通史編2(近世1)
(改革推進体制の構築)
同六年六月十五日には御用達(ごようたし)商人を
運送役
(うんそうやく)と改め、町年寄の一段上に格付けした
通史編2(近世1)
(「標符(通帳)」通用の実態)
の徹底した収奪であり、収奪したそれらの配分と流通、そして販売と購入は、領内外を問わず、藩と実務を執る
運送役
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