四 中世の住居とムラ

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 中世における建物は、掘立柱建物が一般的であるが、一部には竪穴建物も継続して使用している。この場合、掘立柱建物や竪穴建物を住居として使用しているのか、倉庫や工房などとして使用しているのか、発掘調査によってよほど良好な遺物が出土しない限りは、判断は難しいところである。発掘調査は限られた面積を対象とするため、全体像を把握することは容易でないが、ある程度の面積を調査すると、建物の組み合わせや他の遺構との関係から母屋となる住居、付属する住居そして倉庫などを想定することも可能となる。