二四 耕作噺(こうさくばなし)

752 ~ 752 / 765ページ
 安永五年(一七七六)、豪農中村喜時津軽地方の田畑耕作に関する事実を書き留めたもの。日本農業史上すぐれた著述とされる。『日本農書全集』第一巻(農山漁村文化協会 一九七七年)所収。農書としてはほかに、元禄十一年(一六九八)成立の一戸定右衛門による「耕作口伝記」、筆者不詳「津軽農書 案山子物語」、「芦沼の惣三郎農書」などがある。