目次
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新編弘前市史 通史編5(近・現代2)
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第五章 戦後の弘前
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第四節 教育の変遷
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三 新制高等学校の発足
弘高祭とねぷた
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弘高では学校祭を十月六日の開校記念日を中心に行うのが恒例であったが、昭和二十七年には弘高祭と名称を改めた。翌二十八年、創立七十周年記念行事としてとりわけ盛大に行われ、前夜祭にねぷたを運行したのが「
弘高ねぷた
」の起源である。
写真135
弘高ねぷた
の初運行(昭和28年10月5日)
恒例にする予定ではなかったが、弘高祭の期日を秋から夏に変えた昭和三十年に生徒の希望で再開された。以来、曲折はあったが、
弘高ねぷた
として広く市民に親しまれるようになった。ねぷたは、弘前市の夏の風物
詩
であり、弘高生も情熱を傾けて存続させてきた。ねぷた運行は、
自治会
の象徴として毎年テーマを設定し、生徒自身の手によって協同自治の精神を受け継いでいることにもその意義がある。
写真135
弘高ねぷた
の初運行(昭和28年10月5日)