目次
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新編弘前市史 通史編5(近・現代2)
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第八章 近現代弘前市の文化活動
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第五節 スポーツ活動
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一 近代スポーツの成立(明治・大正期)
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(三)柔道家・前田光世
ブラジル開拓の父
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排日運動に憤慨した光世は
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民族発展の地を求めて、大正二年(一九一三)、ブラジルに渡る。各地で
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人移民が開拓で苦労し、排日の迫害を受けているのを見かね、ベレンに居を構え、柔道とは別の夢、アマゾン開拓の夢の実現に命を懸けた。光世は「勝負の真理は正道に従って進むことである。アマゾン進出もこの正道によらなければならぬ。これは私の堅い信念である」と述べている。民族の誇りを胸に、一度も
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に帰ることなく、昭和十六年(一九四一)、ベレンで永眠した。