日本考古学史

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No 年月日表記 西暦 できごと 備考
1 安永3年 1774 谷川士清、「曲玉考」・「臼石考」・「石剣頭考」を著す。
2 天明4年2月 1784/2 筑前国(福岡県)志賀島叶崎で「漢委奴国王」印が発見される。
3 享和1年 1801 木内石亭「雲根志」篇を著す。なお前篇は一七七三年、後篇一七七九年刊行。
4 文化3 年5月 1806/5 近江国(滋賀県)石山寺の寺領、寺辺村で銅鐸発見される。
5 文政4年 1821 蒲生君平「山陵志」を刊行。
6 文政6年7月 1823/7 ドイツ医師、フランツ・フォン・シーボルト、オランダ商館医師として来日。帰欧後一八三二~一八五一年にわたり「日本」をオランダのライデンで出版。
7 文政7年 1824 第一回耽奇会、上野不忍池畔の淡々亭で開催。二五点の品々出品。
8 天保6年 1835 鈴木牧之の「北越雪譜」初編刊行。
9 明治4年5月 1871/5 太政官布告「古器旧物保存方」により古器物保護が打ち出される。
10 明治7年5月 1874/5 御陵墓および古墳等の発掘制限に関する太政官達公布。
11 明治10年2月 1877/2 柴田承桂「古物学」を翻訳出版。原本は「Archaeology」。
12 明治10年 1877 アメリカの動物学者、E・S・モース来日し、9月16日から東京の大森貝塚を発掘。
13 明治12年7月 1879/7 モース、大森貝塚の報告書「Shell mounds of Omori」(「大森貝墟古物編」)を刊行。
14 明治12年7月 1879/7 大森貝塚の発掘を手伝った佐々木忠次郎ら、茨城県稲敷郡の陸平貝塚を発掘。
15 明治13年11月 1880/11 宮内省布達により、古墳発掘の制限と保護の処置が講じられる。
16 明治17年10月 1884/10 人類学会(日本人類学会の前身)設立。
17 明治17年 1884 坪井正五郎ら、東京都本郷区(現東京都文京区)弥生町で弥生土器を発見。
18 明治19年2月 1886/2 人類学会報告(現人類学雑誌の前身)創刊。
19 明治29年4月 1896/4 考古学会(日本考古学会の前身)が、三宅米吉・坪井正五郎らによって発会。
20 明治29年12月 1896/12 「考古学会雑誌」(「考古学雑誌」の前身)創刊。
21 大正元年 1912~
1917/1
宮崎県妻町(現西都市)にある西都原古墳群の発掘調査が行なわれる(~一九一七年1月)。
22 大正2年 1913 米村喜男衛(青森県常盤村出身)網走のモヨロ貝塚を発掘。
23 大正8年4月 1919/4 「史蹟名勝天然記念物保存法」制定。6月1日より施行。
24 昭和4年5月 1929/5 山内清男、円筒土器下層式および上層式土器の型式分類を発表。
25 昭和5年5月 1930/5 山内清男、関東および東北地方の縄文土器編年を発表。
26 昭和9年12月 1934/12 日本古文化研究所、藤原宮を発掘。
27 昭和11年 1936 石器時代の終末期をめぐり、「ミネルヴァ」論争が喜田貞吉・山内清男の間に起こる。
28 昭和12年1月 1937/1 山内清男、全国各地の縄文土器編年を発表。
29 昭和14年4月 1939/4~
1939/5
白崎高保、東京都板橋区稲荷台で、撚紋をもつ尖底深鉢形土器を発掘。当時、縄文時代最古の土器(~5月初頭)。
30 昭和18年 1943 戦時下のため「史前学雑誌」(6月)・「古代文化」(11月)以後休刊。
31 昭和19年9月以降 1944/9 「人類学雑誌」および「考古学雑誌」も休刊。
32 昭和22年7月13日 1947/7/13~
1950/8
静岡市登呂遺跡(弥生時代)の発掘調査始まる(~一九五〇年8月)。
33 昭和23年4月 1948/4 日本考古学協会設立、会員八〇名・会友五名。
34 昭和24年9・10月 1949/10 明治大学、群馬県の岩宿遺跡(日本最初の先縄文遺跡)を発掘。
35 昭和25年2・3・4月 1950/2~
1950/4
明治大学、日本最古の横須賀市夏島貝塚を発掘。
36 昭和26年10月 1951/10 日本考古学年報創刊。
37 昭和29年1月12日 1954/1/12 文化財保護委員会、平城京跡を発掘調査。
38 昭和30年 1955 大阪府堺市のイタスケ古墳(前方後円墳)保存運動起こる。
39 昭和31年5月 1956/5 奈良国立文化財研究所、飛鳥寺を発掘。
40 昭和36年1月29日 1961/1/29 平城宮跡から紀年入りの木簡が初めて発見される。
41 昭和36年 1961 平城宮跡保存運動起こる。
42 昭和36年 1961 所得倍増・高度成長政策による開発で、各地に緊急発掘調査始まる。
43 昭和38年4月 1963/4 千葉市加曽利貝塚の保存運動起こる。
44 昭和47年3月26日 1972/3/26 奈良県明日香村の高松塚古墳で、人物壁画発見。
45 昭和52年3月 1977/3 群馬県高崎市の日高遺跡で平安・弥生時代の水田跡発掘。
46 昭和53年5月 1978/5 福岡市の板付遺跡で、縄文末期の水田跡を発見。
47 昭和53年 1978 埼玉県の埼玉古墳群の稲荷山古墳出土の鉄剣から一一五文字検出され、解読に成功。
48 昭和54年1月 1979/1 奈良市田原町此瀬より「太安萬侶」の墓誌発見される。
49 昭和56年3月 1981/3 佐賀県唐津市の菜畑遺跡で、縄文晩期(山ノ寺式土器期)の水田跡発見。
50 昭和58年3月 1983/3 国立歴史民俗博物館開館。
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