東北地方考古学史

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No 年月日表記 西暦 できごと 備考
1 享保21年 1736/2/11 「奥羽観跡聞老志」の著者、仙台藩士佐久間洞厳没(84歳)。
2 天明4年9月 1784/9 菅江真澄、越後国(新潟県)より出羽国(山形県)へ入る。
3 寛政12年 1800 松平楽翁(定信)編、「集古十種」完成。
4 享和2 年 1802 会津若松の田村三省、「会津石譜」を著す。
5 文政5年 1822 菅江真澄、「新古祝甕品類之図」を著す。
6 文政12年 1829 菅江真澄、角館(秋田県)で没(76歳)。秋田に埋葬。
7 明治19年 1886 人類学会会長の神田孝平、東北地方を訪れる。
8 明治22年9月 1889/9 福島で、犬塚又兵ら「古器物研究会」を創設。
9 明治22年3月 1890/3 若林勝邦、福島県の新地貝塚を発掘。
10 明治22年11月 1890/11 松森胤保・羽柴雄輔らによる奥羽人類学会が鶴岡市で発会。
11 明治24年 1891 鶴岡の松森胤保、「弄石餘談」を著す。
12 明治30年 1897 秋田県北秋田郡七座村(現山本郡二ッ井町)麻生遺跡発見。
13 大正5年 1916 東北帝国大学医学部助教授として長谷部言人赴任。
14 大正6年3月 1917/3 「雲根禄」を著した大館(秋田県)の真崎勇助没。
15 大正8年 1919 東北帝国大学の松本彦七郎、宮城県宝ヶ峯・里浜貝塚等の遺跡で分層的発掘を実施し、縄文土器編年の基礎確立を示唆。
16 大正13年 1924 山内清男、東北帝国大学医学部副手として勤務(一九三四年まで)。
17 大正14年 1925 長谷部言人・山内清男ら岩手県気仙沼郡赤崎村(現大船渡市)の大洞貝塚発掘。
18 大正15年 1926/12/24 秋田考古会発足、会長・吉村定吉、「秋田考古会会誌」発刊。
19 昭和3年4月 1928/4 山形県郷土研究会発足、会長三浦新七。
20 昭和9年3月 1934/3 岩手考古学会発会、会長高橋竜胆。
21 昭和22年4月 1947/4 山形県の菅井進・田原真稔による縄紋文化研究会、「縄紋」を発刊。
22 昭和23年2月 1948/2 岩手史学会発会。
23 昭和24年10月 1949/10 奥羽史談会(盛岡)発会。
24 昭和26年7月 1951/7 秋田県大湯町(現鹿角市)にある環状列石を文化財保護委員会で発掘。
25 昭和29年6月 1954/6 鶴岡市に致道博物館開館。
26 昭和29年11月 1954/11 岩手県教育委員会による胆沢城(水沢市)の発掘調査開始。
27 昭和30年4月 1955/4 秋田考古学協会発会、「秋田考古学」発刊。
28 昭和33年10月 1958/10 加藤稔(山形)ら、山形県東田川郡の越中山遺跡(先縄文時代)を発掘。
29 昭和34年 1959 文化財保護委員会、秋田城跡の第一次調査を実施。
30 昭和35年6月 1960/6 東北考古学会発足(会長伊東信雄)「東北考古学」発刊。
31 昭和43年9月 1968/9 北奥古代文化研究会設立。
32 昭和44年4月 1969/4 宮城県多賀城跡調査研究所創設、初代所長岡田茂弘。
33 昭和47年7月 1972/7 秋田城跡発掘調査事務所設置。
34 昭和51年 1976 宮城県岩出山の座散乱木遺跡で前期旧石器時代の石器発見。
35 昭和53年6月 1978/6 多賀城跡の政庁跡付近から、公文書「紙」を発見。
36 昭和58年 1983 仙台市富沢遺跡で、弥生前期・平安・中世の各時代にわたる水田跡発見。
37 昭和59年 1984 宮城県古川市馬場壇A遺跡で前期旧石器発掘される。
38 昭和60年 1985~
1987
山形県高畠町押出遺跡で漆塗木製品・彩文土器出土(~一九八七年)。
39 昭和61年10月 1986/10 仙台市富沢遺跡で旧石器時代の森林跡が発見される。
40 昭和63年 1988 岩手県平泉町で柳之御所遺跡(平泉政庁跡)発掘調査始まる。
41 平成元年7月 1989/7 山形県米沢市一ノ坂遺跡で、長さ四三・五メートルをもつ縄文前期の大型住居跡発見。
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