青森県の考古学史

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No 年月日表記 西暦 できごと 備考
1 寛政4年 1792 菅江真澄、下北佐井の箭根森八幡宮に詣でる。
2 寛政5年 1793 菅江真澄、下北大湊の三日月堂で石斧・石棒をみる。
3 寛政8 年 1796 菅江真澄、青森の三内遺跡出土土器と、亀ヶ岡遺跡等を見学。
4 文化2年 1805 永禄日記(館野越本)の編者、山崎立朴没(59歳)。
5 弘化元年 1844 松浦武四郎、青森県に初めて来る。その後数回巡歴。
6 安政2年 1855 平尾魯仙、「合浦奇談」を著す。
7 安政6年 1859 松浦武四郎、「東奥沿海日誌」を著す。
8 万延元年 1860 平尾魯仙、「谷の響」を著す。
9 明治11年 1878 土岐蓑虫、青森県を訪れる。下北佐井の箭根森八幡宮にある社宝見学。
10 明治12年 1879 このころから、土岐蓑虫、亀ヶ岡遺跡を発掘。
11 明治19年8月 1886/8 人類学会会長の神田孝平、青森県を訪れる。
12 明治19年12月 1886/12 下沢保躬、県人として初めて人類学会誌に論文を発表。
13 明治21年 1888 佐藤蔀、外崎覚蔵ら、中津軽郡相馬村湯口の「下り山遺跡」を発掘する。
14 明治21年4月 1888/4 佐藤蔀、山形村(現黒石市)花巻遺跡を調査。
15 明治22年7月24日~
31日
1889/7/24~
1889/7/31
東京帝国大学人類学教室若林勝邦、亀ヶ岡遺跡を発掘。
16 明治22年11月 1890/11 奥羽人類学会に、本県より角田猛彦・工藤彦一郎が参画する。
17 明治24年5月 1891/5 ロンドン留学中の坪井正五郎、縄文晩期の中空土偶に遮光器土偶の名を提唱する。
18 明治26年7月 1893/7 若林勝邦、上北郡天間林村の貝塚(二ッ森貝塚)を発掘。
19 明治26年10月 1893/10 佐藤伝蔵、亀ヶ岡遺跡と、中津軽郡相馬村の紙漉沢遺跡を発掘。
20 大正2年2月 1913/2 中村良之進・棟方悌二ら陸奥史談会を創設。
21 大正2年 1913 石田収蔵、八戸市(現)是川中居遺跡を発掘。
22 大正6年9月 1917/9 笠井新也、南津軽郡浪岡町北中野の天狗平にて甕館墓を発掘する。
23 大正6年12月 1917/12 「日本石器時代人民遺物発見地名表」第四版刊行、県内の遺跡数二三八。
24 大正9年11月~ 1920/11 泉山岩次郎・斐次郎、八戸市(現)是川中居遺跡を発掘。
25 大正14年5月 1925/5 山内清男、北津軽郡相内村(現市浦村)の笹畑・オセドウ貝塚を発掘。
26 大正15年4月 1926/4 長谷部言人・山内清男、八戸市の中居貝塚(一王寺貝塚ともいう)を発掘。
27 昭和2年1月 1927/1 長谷部言人、「円筒土器文化」を発表。
28 昭和2年8月 1927/8 杉山寿栄男、八戸市是川中居の泥炭層遺跡を発掘。
29 昭和2年 1927 中村良之進、「陸奥古碑集」刊行。
30 昭和3年4月 1928/4 大山柏ら、史前学研究所一行による是川遺跡の発掘実施。
31 昭和3年10月 1928/10 「日本石器時代遺物発見地名表」第五版刊行、県内の遺跡数三〇三。
32 昭和5年5月 1930/5 山内清男、亀ヶ岡式土器の六型式分類を発表。
33 昭和8年5月 1933/5 喜田貞吉・角田文衛、上北郡天間林村二ッ森貝塚を発掘。
34 昭和8年11月 1933/11 青森市久栗坂の山野峠で組石石棺墓と甕棺墓を発見、佐々木新七・喜田貞吉調査。
35 昭和13年8月 1938/8 角田文衛、上北郡天間林村二ッ森貝塚を発掘。
36 昭和15年2月 1940/2 浪岡城跡、国の史跡に指定。
37 昭和16年8月 1941/8 吉田格、北津軽郡相内村(現市浦村)のオセドウ貝塚を発掘。
38 昭和16年12月 1941/12 八戸市根城・七戸町七戸城跡、国の史跡に指定。
39 昭和19年6月 1944/6 亀ヶ岡および田小屋野貝塚等の遺跡、国の史跡指定を受ける。
40 昭和22年12月 1947/12 八幡一郎・中島寿雄・中島全二ら、下北郡田名部町(現むつ市)最花貝塚を発掘。
41 昭和24年6月~
11月
1949/6~
1949/11
江坂輝弥、青森市および下北郡下の遺跡を調査。
42 昭和25年8月 1950/8 慶応大学、亀ヶ岡遺跡を発掘。
43 昭和26年8月 1951/8 江坂輝弥・音喜多富寿ら、八戸市の白浜・小船渡平などの諸遺跡を発掘。
44 昭和26年8月 1951/8 早大の滝口宏・桜井清彦ら、西津軽郡森田村の石神遺跡等を発掘。
45 昭和27年3月 1952/3 弘前城跡、国の史跡指定を受ける。一九八五年に堀越城跡を追加。
46 昭和28年7月 1953/7 東大の佐藤達夫と二本柳正一ら、上北郡六ヶ所村唐貝地貝塚などを調査。
47 昭和28年10月 1953/10 慶大の清水潤三と成田彦栄ら、青森市三内遺跡を発掘。
48 昭和29年4月 1954/4 弘前考古学会創設。
49 昭和29年8月 1954/8 弘前市報恩寺(新寺町)の津軽家墓地より承祜のミイラ発掘。
50 昭和30年3月 1955/3 青森県文化財保護協会設立。
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