世界の考古学史

/ 2ページ
No 年月日表記 西暦 できごと 備考
1 寛延元年 1748 スペインのアルクビエーレによって、イタリアのポンペイ遺跡の発掘始まる。
2 宝暦9年1月 1759/1 大英博物館(イギリス)開館。
3 明和元年 1764 ヴィンケルマン(ドイツ)「古代美術史」を刊行。
4 寛政5年 1793 ルーブル美術館(フランス)開館。
5 寛政11年7月 1799/7 エジプト遠征のフランス軍、ロゼッタ・ストーンを発見。
6 文政5年9月 1822/9 シャンポリオン(フランス)、ロゼッタ・ストーンの象形文字解読に成功。
7 天保7 年 1836 トムセン(デンマーク)、「北欧古代学入門」により石器・青銅器・鉄器の三時期を発表。
8 弘化4年 1847 ローリンソン(イギリス)、楔形文字の解読に成功。
9 嘉永4年 1851 マリエット(フランス)、スフィンクスを発掘。
10 安政3年 1856 フールロット、デュッセルドルフ(ドイツ)近郊のネアンデルタールで古人骨を発見。
11 安政4年 1857 A・E・マリエット(フランス)により、エジプト博物館(現カイロ博物館)創設。
12 文久元年 1861 J・J・ウオルソー(デンマーク)ら、ユトランド半島のメイルゴール貝塚を発掘。
13 慶応元 年 1865 J・B・A・ラボック(イギリス)、石器時代を旧石器と新石器時代に分類し発表。
14 明治2年 1869 G・モルティエ(フランス)、フランス・ドルドーニュ県のムスティエ岩陰遺跡を発掘し、中期旧石器時代の遺物を発見。
15 明治3年 1870 H・シュリーマン(ドイツ)、トルコのトロイ遺跡発掘開始。
16 明治5年 1872 G・モルティエ(フランス)、ブリュッセルの国際人類学・先史考古学会議で、旧石器時代の編年を発表。
17 明治8年 1875~
1881
クルティウス、アドラー(ドイツ)らギリシアのオリンピアを発掘(~一八八一年)。
18 明治12年11月 1879/11 スペイン北部のサンタンデールでアルタミラ洞穴発見され、旧石器時代の壁画が見つかる。
19 明治13年 1880 W・M・F・ぺトリー(イギリス)、エジプトで発掘開始。
20 明治14年 1881 マスペロ(フランス)、エジプトのサッカラでペピⅠ世のピラミッドから同テキストを発見。
21 明治14年 1881 H・K・ブルークシュ(ドイツ)、エジプトのデル・エル・バハリの洞穴で、セティⅠ世ら四〇王のミイラを発見。
22 明治20年 1887 テル・エル・アマルナ(エジプト)で、アマルナ文書(粘土板)を発見。
23 明治24年 1891 ジャワ島(インドネシア)のトリニールで、ピテカントロープス・エレクタスの化石骨発見。
24 明治26年 1893 ミュラー(デンマーク)、ユトランド半島のエルテベルレ貝塚を発掘。
25 明治26年 1893 ペトリー(イギリス)、エジプトのナガダ遺跡を発掘、仮数年代法を考案。
26 明治32年 1899~
1917
コルデヴァイ(ドイツ)を団長として、バビロン(イラク)の発掘調査開始(~一九一七年)。
27 明治33年 1900 A・J・エバンス(イギリス)、クレタ島クノッソス遺跡の発掘開始。
28 明治33年 1900~
1934
A・スタイン(イギリス)、中央アジア調査(~一九三四年)。
29 明治34年9月 1901/9 フランスのドルドーニュ地方のフォン・ド・ゴーム洞穴で旧石器時代の壁画発見。
30 明治35年 1902 J・de・モルガン(フランス)、イランのスサでハンムラビ王の法典碑石発見(前年より調査)。
31 明治39年 1906 H・ヴィンクラー(ドイツ)、ヒッタイトの都、ハットウシャシェを発掘し、一万枚以上の粘土板文書を発見。
32 明治40年10月 1907/10 ドイツのハイデルベルク近郊のマウエルで、ハイデルベルク人の化石下顎骨を発見。
33 明治45年 1912/7/24 H・ビングハム(アメリカ)、ペルーのクスコ周辺でインカ帝国の都市跡マチュ・ピチュを発見。
34 大正7年 1918 アンダーソン(スウェーデン)、中国河南省の仰韶遺跡を初調査。
35 大正9年 1920 京大の浜田耕作ら韓国の金海市にある金海貝塚を発掘。
36 大正9年 1920 サハニ(イギリス)、パキスタンのハラッパー遺跡発掘開始。
37 大正10年 1921 韓国の慶州路西洞で金冠塚発掘。
38 大正10年 1921 ズダンスキー(オーストリア)、中国周口店で発掘を実施、北京原人骨発見。
39 大正11年 1922 J・G・アンダーソン(スウェーデン)、中国河南省の仰韶遺跡より彩陶を発掘する。
40 大正11年11月 1922/11 H・カーター(イギリス)ら、エジプトの王家の谷でツタンカーメン王墓を発見。
41 大正13年 1924 R・A・ダート(オーストラリア)、南アフリカのタウングスで、オーストラロピテクス・アフリカヌスの化石骨を発見。
42 大正15年10月 1926/10 J・G・アンダーソン(スウェーデン)、北京原人について発表。
43 昭和2年 1927 J・H・マーシャル(イギリス)、パキスタンのモヘンジョダロ遺跡発掘に成功。
44 昭和2年 1927 浜田耕作・原田淑人・馬衛ら、東亜考古学会を設立、おもに旧満州の発掘調査実施。
45 昭和3年 1928 中国山東省の竜山鎮で竜山文化の代表遺跡発見される。
46 昭和3年10月 1928/10 董作賓により、小屯(殷墟)の発掘始まる。
47 昭和6年 1931~
1939
K・ビッテル(ドイツ)、ヒッタイトの都ハットウシャシュの組織的調査開始(~一九三九年)。
48 昭和8年 1933 サハラ砂漠(アルジェリア)で岸壁壁画のタッシリ遺跡発見。
49 昭和15年9月 1940/9 フランスのモンティニャックでラスコー洞穴発見され、旧石器時代の壁画見つかる。
50 昭和16年12月 1941/12 日本軍の進攻により、北京協和医学院保管の北京原人骨が行方不明となる。
/ 2ページ