俳聖殿 附厨子 棟札 門

俳聖殿 附厨子 棟札 門


俳聖殿  附厨子 棟札 門 画像
【指定区分】国指定
【種別】建造物
【所在地】上野丸之内
【指定年月日】平成22年12月24日

解説

地元出身の代議士川崎克が、芭蕉生誕300年を顕彰して昭和17年(1942)に建設した。設計は伊東忠太による。木造2階建の檜皮葺、八角重層塔建式の聖堂で、屋根の形は旅笠、八角形の大庇は着物、その中間は顔、周囲の円柱は行脚する芭蕉の脚と杖を表現している。下層は平面八角円堂で、外周に吹放しの孫庇を設けている。床は石敷で、身舎には八角厨子を据え陶製芭蕉座像を安置している。上層は円形平面だが小屋組が露出し、下層からは梯子で出入りが可能である。柱や繋梁、二軒の扇垂木、組物の肘木など主要な部材に丸太を使用し、屋根は勾配や軒出を順次変化させるなど、堂宮建築を基礎にしながら数奇屋風の意匠を採り入れている。
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歴史探訪 俳聖殿